インターナル・ブランディングとは

インターナル・ブランディングとは、企業理念やビジョンの社内浸透を促す施策全般を指します。

かつて国内経済が成長過程にあり、終身雇用・年功序列が一般的だった時代、社員は共通の価値観をもち、活力ある風土を維持できていた企業は少なくありません。社員のほとんどは日本人で占められ、男性中心の企業風土が一般的だったことも影響しているでしょう。会社への帰属意識も高く、上から指示があれば、社員は懸命に従うという風土も少なくありませんでした。

近年では、上記のような仕組みや企業風土を維持することはできません。ダイバーシティや働き方改革は、上記のような仕組みや企業風土とは真逆の論理と言っても過言ではありません。かっては、企業理念やビジョンの社内共有は当然のことだったかもしれませんが、今は社会常識も社員の価値観もまったく異なります。

インターナル・ブランディングは、ダイバーシティや働き方改革が進行する中にあって、特に重要な意味を持ちます。

理念のブランド化

インターナル・ブランディングの本質は、理念のブランド化とブランディング施策にあります。
かつては、職場の飲み会や朝礼など、企業理念やビジョンの社内啓蒙の機会は数多くありました。四文字熟語や抽象的な理念など、深遠だけど難解な理念であってもそのことを説いてくれる上司もいましたが、近年では、企業理念やビジョンの社内啓蒙の機会は激減しています。

タグライン/企業メッセージは、企業理念やビジョンを短く分かりやすい言葉で示すことで、その精神を伝えます。深く考えるきっかけ作りにもなり得ます。

インターナル・ブランディングは、冊子類や動画の準備、社員教育や研修プログラムなどの直接的な啓蒙施策も大事ですが、デザインに配慮したオフィス環境やコミュニケーション・イベントなど間接的な啓蒙活動も大切な要素です。

EX(社員体験/Employee Experience)

インターナル・ブランディングには、EX(社員体験/Employee eXperience)という発想は欠かせません。1年または1日の社員の行動を洗い出し、それぞれの場面で理念への共感につながる工夫をしていくことが求められます。

企業はSDGs(*1)、ESG(*2)を軸にした経営が求められます。インターナル・ブランディングでは、自社の企業理念やビジョンの実現がSDGs/ESGに寄与するものであることを示す必要があるでしょう。自社の企業理念とビジョンが社会に貢献するものであることを明快に示すことで、社員からの共感を促すことが期待できます。

*注1.SDGs(Sustainable Development Goals):第 70 回国連総会で採択された「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」(17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標」)

*注2.ESG(Environmental, Social and Governance):投資家サイドからみた企業の評価基準

コーポレート SERVICES

  1. CI/コーポレート・アイデンティティ
  2. ビジョン/理念策定支援
  3. タグライン/企業メッセージ
  4. コーポレート・ブランドスタイル
  5. インターナル・ブランディング
  6. 社員アンケート
  7. 社員グループインタビュー
  8. ワークショップ